3月に入り、長岡市内でマダニの寄生が確認されました。
ノミ、マダニの予防をご希望の方は予防・駆虫薬を処方しますのでご来院ください。
近年、マダニの刺咬による重症熱性血小板症候群(SFTS)が大きな問題となっております。2020年1月の報告によりますと、国内で猫で171例、犬で10例の感染が明らかになっております。人での被害は2019年12月までに国内で497症例が報告され、70人のかたが亡くなられいます。
尚、新潟県内では今のところ犬、猫、人におけるSFTSの発生は確認されていませんが、SFTSウイルス遺伝子陽性のマダニが確認されています(国立感染症研究所「感染症発生動向調査2016」)
SFTSについて
犬・猫 | 人 | |
症状 | 発熱、元気食欲低下、嘔吐等 | 発熱、筋肉痛、頭痛、消化器症状等 |
臨床所見 | 血小板減少、白血球減少、黄疸等、 | 血小板減少症、白血球減少症、肝酵素上昇、電解質異常 |
経過 | 急性に経過し、発症から数日以内に重症化、死亡する場合がある | 潜伏期間6~2週間程度、重症化した場合死亡する場合がある |
致死率 | 犬:29% 猫:60~70% | 約20% |
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